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#歴史の本 #紫の本棚 #ダイジェット工業 #人生 #自伝 #奈良県の本
目次＝写真2枚目以降
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【内容紹介】
人に歴史あり!!超硬合金に賭けた男のドラマ
本書は丁稚奉公を振り出しに、一転、かたい鋼の販売から生産への道を歩み、さらに一段と硬い超硬合金の生産で一躍世界に喧伝されるに至ったダイジェット工業社長・生悦住貞太郎氏の自伝である。 赤裸々に語るこの文体にはみじんも虚飾がない。読者はその行間から創意と工夫、真摯な努力こそ“栄光を得る道”と示唆されよう。
生悦住 貞太郎（いけずみ ていたろう、1898-1984）は、大正から昭和期の実業家、政治家。衆議院議員（2期）、ダイジェット工業社長、同会長。
奈良県宇陀郡三本松村（室生村を経て現宇陀市）で生まれる。生悦住安蔵の長男。1914年（大正3年）三本松村大野尋常高等小学校を卒業し、隣家、田畑商店の年季奉公人となり醤油の行商に従事した。1919年家出して大阪に移り石堂鋼商会で働く。大阪高等工業学校（現大阪大学工学部）採鉱冶金科の夜学で学び、1923年に卒業した。
1924年（大正13年）米子製鋼所に入社。28年（昭和3年）独立して三重県飯南郡松阪町（松阪市）で生悦住鋼商会を開業。1935年米子製鋼所からの要請により生悦住鋼商会を閉じて米子製鋼所大阪営業所長となる。36年米子製鋼所が日曹製鋼株式会社に改称し同社取締役に就任。37年日曹製鋼を辞任し米子鉱業社長に就任